【旅行記】小さな旅ホリデーパスでへ福島・郡山へ
こんにちは、K280です。
ちょっと久しぶりの投稿になってしまいましたが、先日、以前紹介した「小さな旅ホリデーパス」を利用して、福島県へ行ってきました。今回は、福島県の「郡山駅」へ向かう様子をお届けしたいと思います。
「小さな旅ホリデーパス」については以下の投稿もご参考に。↓
- 1 一ノ関駅からスタート
- 2 1日2本限定!?一気に仙台駅へ(一ノ関駅~仙台駅)
- 3 ハプニング&上り下りをしながら福島県へ(仙台駅~福島駅)
- 4 上下線が離れ離れ!?(福島駅~郡山駅)
- 5 郡山駅に到着!
1 一ノ関駅からスタート
朝6時40分頃の一ノ関駅です。今日は天気も良く、いい旅ができそうだと思います。早速、このホリデーパスを握りしめて、今回の旅を始めることにしましょう。
2 1日2本限定!?一気に仙台駅へ(一ノ関駅~仙台駅)
一ノ関駅からまず最初に乗車する列車は、7時00分発の、普通列車 仙台行きです。
実は、一ノ関駅から仙台方面に向かう場合はほとんど、途中の「小牛田駅」にて乗り換えが必要なのですが、この列車とその1本前の列車については、1日2本しかない、仙台駅まで直接行ける列車になっています。
(しかもその1本前の列車は仙台を越えて「岩沼駅」まで行きます)
今回はその列車を利用し、一気に仙台駅まで向かいます。
まだ朝の時間だからか、小牛田駅までは車内にも人は少なく、のんびりとした感じがありました。この列車は6両という長い編成になっており、余裕をもって座れるくらいです。
小牛田駅の隣の運輸区には、土日祝日に、仙台駅~新庄駅を走る快速「湯けむり号」が停車していました。筆者自身、ここに停車しているとは思わなかったので驚きでした。
小牛田駅を過ぎると、仙台へ通勤・通学する人たちが住むエリアに入り、仙台に向かうお客さんが次々と乗ってきます。車内もだいぶにぎわってきました。
この列車は、途中、日本三景の一つである「松島」の近くを通ります。
この景色が見える松島駅~塩釜駅の前後にはトンネルがあるため、景色が見えるのはほんの一瞬なのですが、とてもきれいでした!朝8時頃に通ったため、朝日がまぶしく、より太平洋や島々が美しく見えました!
今度また機会があれば、松島の観光も行いたいと思います。
松島を過ぎると、列車はいよいよ仙台市内へと入っていき、東北最大の駅、仙台駅に到着です。仙台駅の近くはやはり高い建物が多く、100万都市の力を感じさせられました。
なお、今回の目的地は福島県・郡山ですので、まだ半分も終わっていません(笑)
仙台まで一気に90キロも移動できたのは良いのですが、ここからはこまめな乗り継ぎが必須となります。
3 ハプニング&上り下りをしながら福島県へ(仙台駅~福島駅)
仙台からもひたすら東北本線を上っていくことになります。筆者は仙台から東北本線ではなく、間違えて常磐線の「原ノ町行き」に乗ってしまいました。このため、東北本線と常磐線が分かれる「岩沼駅」で乗り換えることになります。
(岩沼を過ぎて気づいたら大変なことになってた…)
岩沼駅は、その名の通り、岩沼市にある駅で、一ノ関駅から列車1本で行ける最も遠い駅でもあります。福島方面の列車を待つ途中、空からある音が聴こえてきました。
そう、飛行機の音でした。ここ岩沼市と隣の名取市には、仙台空港があり、離着陸する飛行機を多く見ることができます。筆者が普段いる最寄りの空港は、岩手県の「花巻空港」なのですが、今回見ることができたPeachは、花巻空港の発着がないので、かなり貴重なシーンを見ることができました。
(ちなみにこのあたりで、往路のだいたい半分くらいになると思います)
岩沼駅からは今度こそ、東北本線の「白石行き」に乗り、白石駅を目指しました。途中の船岡駅~大河原駅には、「白石川堤一目千本桜」という観光スポットがあり、桜の時期には列車も徐行するほどのきれいな景色が見れるようです。こちらも行ってみたいですね。
列車は白石駅に到着し、ここからは、2両のワンマン列車 福島行きに乗車します。
2年前のダイヤ改正にて、仙台駅~福島駅の区間、日中の時間はこの白石駅で列車の乗り換えが必要となりました。(同じホーム同士なので乗り換え自体は楽です)
ところが白石駅~福島駅の列車は利用者が少なめなのか、2両での運転でした。車内にいたお客さんはほとんど仙台からの列車から乗り換えた方で、空席はあまりありませんでした。筆者としてはもう少し車両を増やしてもいいのではと思いましたが、同時に観光客が戻ってきている!ということを実感しました。
列車は白石駅を発車してしばらくすると福島県に入ります。県境の近くは峠になっており、列車は坂の上り下りを繰り返すのですが、途中の貝田駅~藤田駅の区間では坂を下りる途中、住宅や田んぼのきれいな景色を見ることができます。筆者はそれを見て思わず「これ、夜景になったら絶対きれいだろ!」と考えました。夜景もぜひ見たい!
藤田駅からは地元のお客さんが多く乗ってくる区間です。土曜日ということもあり、家族連れのお客さんが多い印象で、列車で大喜びする子供さんも見ることができました。とても微笑ましく、和やかな空間だったので、心が温かくなりました。
一ノ関駅を出発してから3時間半ほどで、福島県の県庁所在地、福島市にある、福島駅までやってきました。ここで最後の乗り継ぎをして、郡山駅を目指します。
4 上下線が離れ離れ!?(福島駅~郡山駅)
福島駅から乗車するのは、往路の最後を飾る普通列車「郡山行き」です。
福島市出身の古関裕而作曲による発車メロディー「高原列車は行く」をバックに福島駅を発車します。この列車は6両での運転で、前の車両はある程度混雑していました。しかし筆者の乗車した後ろの車両は、片手で数えるほどしかお客さんがいませんでした。コロナ対策の一つである「密を避ける」という面に関しては、空いた車両を選ぶことができたので有効だと思いました。
途中の南福島駅~松川駅では、なんと上下線がかなり離れたところを走行します。
山を越える区間で急勾配を避けるために建設されたものだと思いますが、実際乗車すると、反対側の線路が全く見えなくなります。また、杉田駅~本宮駅でも同じことが起こり、上り線にはトンネルがあるが、下り線にはない、ということもあります。行きと帰りで違う景色を見ることになるので、これらのスポットはかなり面白かったです。
5 郡山駅に到着!
さて、一ノ関駅を出発してから約4時間半、今回の目的地、郡山駅に到着しました!
やはり、やっと着いた、という気持ちがすごく大きかったです。一ノ関駅から郡山駅は、新幹線だと約1時間ということを考えると、かなり遠い距離だということを体感できました。
(この距離は実際200kmくらいあるそうです)
この後は1時間ほど郡山市を、その後は福島市に戻っていろいろ楽しんだのですが、それについては次回のブログで紹介しようと思います。
途中に新幹線が並走しているからでしょうか、新幹線に乗れたら便利だろうなと思うこともありましたが、ゆっくりと流れていく景色や地元の声など、さまざまなことを感じ取れました。
みなさんもぜひ時間があれば、のんびりと普通列車での旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。