【乗車記】盛岡以北限定 東北新幹線はやて93号に乗車(七戸十和田~新青森)
こんにちは。
今回からは新しく「乗車記」というシリーズを開始していきたいと思います。
このシリーズでは実際に列車に乗車して感じたことや、見どころなどを取り上げていきたいです。
1発目の今回は、東北新幹線の「はやて」号に、七戸十和田駅~新青森駅まで乗車したことについて紹介します。
1 「はやて」ってどんな新幹線?
「はやて」は、東北新幹線を走行する新幹線の列車名の1つで、盛岡駅・新青森駅~新函館北斗駅を結ぶ新幹線です。
「はやて」は、2002年12月、東北新幹線が八戸駅まで開業した時に新しく設定された種別で、その後新青森駅まで開業した後も引き続き走行していました。しかし、2011年に設定された新しい種別「はやぶさ」に活躍の場を徐々に譲り続け、ついには、東京駅を発着する「はやて」号は1本も設定がなくなりました。
現在では、盛岡駅より北に直通し、かつ最高速度が275kmの列車を、「はやて」とすることになっています。
そんな「はやて号」は、以下の本数で運転されています。
この通り、下り始発列車もしくは上り最終列車にしか設定されていません。1日に4便しかなく、盛岡駅よりも北でしか見ることのできない新幹線ですので、見れたらラッキー⁉な列車ではないでしょうか。
※なお、新函館北斗駅21:54発の「はやて100号 新青森行き」は、青函トンネル工事に伴い、運休する日があります。利用日を確認しましょう。
運行情報についてはJR北海道のホームページから↓
2 はやて93号に乗車
筆者は先日、青森県を旅行してきたのですが、その中でちょうど「はやて号」に乗って移動する機会がありました。今回はその様子を少し紹介します。
ある日の朝、筆者は所用で七戸十和田駅の周辺で過ごしていました。これから、新幹線を利用して、新青森駅へ移動します。
乗車する新幹線を調べたところ、なんと1つだけ「はやぶさ」ではなく、「はやて」がありました。一つだけ赤色の表示、なんだか存在感がありますね。
ここでは新しい駅舎と中の様子、周辺を見学しながら列車までの時間を楽しみました。その様子は前回の記事で紹介していますので、お時間のある方はぜひこちらも!
七戸十和田駅についてはこちら↓
さて、時刻も近づいてきたのでホームに下りてみたところ、意外にもたくさんのお客さんが列車を待っています。「東京方面ならある程度お客さんがいそうだけど、新青森方面はあまりいないでしょう」なんて予想をしていたのですが、実際は真逆でした。
筆者が利用したのは、とある月曜日の朝であることから、七戸十和田駅から青森市内へ通勤・通学する方がたくさんいるのだと考えます。
「これだと八戸から乗っているお客さんがたくさんいて混んでいるんじゃないか…」
と考えているうちに、新幹線が到着すると、やはり予想は当たっており、車内は通勤・通学のお客さんでそこそこ混雑。全く座れない、というほどではありませんでしたが、3~4割ほど座席が埋まっている感じでした。
七戸十和田駅を出発すると、はやて号は長い長い「八甲田トンネル」に入ります。長さが26㎞もあり、これは、陸上を通るトンネルとしては日本一の長さです。しかしこのトンネルを抜けるのにはおよそ6~7分かかるだけですので、新幹線がいかに速い乗り物であるかを考えさせられました。
八甲田トンネルを抜けると、新幹線は青森市内を走行しますが、しばらくは短いトンネルを何個も何個もくぐり続けます。その後車窓の右側に、青森の市街地が見えてくると、もうすぐ、新青森駅に到着です。
(どんな車窓が見えるかは、実際に乗ってみてのお楽しみ!)
七戸十和田駅を出発してからおよそ15分ほどで、新青森駅に到着しました。 この距離はおよそ45kmほどあるのですが、わずか15分で山を越えて着いてしまうのは驚きを隠せません。またこの列車は、なぜか上り線のホームに到着したので、その理由も気になりました。
乗車した「はやて93号」は新函館北斗行きでしたので、JR東日本の乗務員から、JR北海道の乗務員へ交代をしたのち、さらに北へ向けて出発していきました。
3 おわりに
一日数便のみ盛岡以北で運転される「はやて号」、そのターゲットは、通勤・通学のお客さんでした。ただ意外なことに、新青森駅で降りたお客さんが意外と少ない?ように感じ、青森市内への通勤・通学だけでなく、北海道方面への出張・ビジネスのお客さんもいるのだなと考えました。
「はやて号」ですが、料金は普段は知っている「はやぶさ号」と変わりませんので、興味がある方はぜひ一度、「はやて号」に乗車してみてはいかがでしょうか?
(まれに臨時列車で、東京行きの「はやて号」が設定されることもあるそうなので、そっちに乗ってみるのもありでしょう)
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
【駅訪問】新幹線駅訪問 ~青森・七戸十和田駅~
こんにちは。かなり久しぶりの投稿になると思います。
先日、東北新幹線の駅の一つで、まだ筆者が未訪問だった、青森県の
七戸十和田駅(しちのへとわだ)
に初訪問してきました。
前回の記事で紹介した、東北新幹線の駅でまだ訪問していない駅の一つであり、新しい発見ができたので、今回はこの駅のことを紹介しようと思います。
前回の記事へはこちらから↓
1 七戸十和田駅とは
七戸十和田駅は、青森県上北郡七戸町(しちのへまち)にある、JR東日本の駅です。東北新幹線のみが乗り入れており、この駅からは、仙台・東京方面、新青森・新函館北斗方面へ移動することができます。
七戸十和田駅は、2010年12月に東北新幹線の八戸~新青森間が開業した時、その間に新しく新設された駅であり、ガラス張りの近未来的な駅舎が印象的です。
2 駅舎内のようす
七戸十和田駅は、駅出入り口の北口と南口を挟む形で新幹線の改札口がある構造になっています。のりばは、
改札をくぐると、ホームにつながるエスカレーター・エレベーター・階段があるのですが、なんと、改札口は建物の2階、ホームは1階となっており、新幹線駅では珍しい、橋上駅という構造になっています。
また七戸十和田駅は、通過する新幹線もあるため、安全上の観点からホームドアが装備されています。新幹線到着時に扉が開き、発車と同時に閉まる仕組みになっています。
改札の外には、みどりの窓口や指定席券売機、トイレがあります。売店も一か所ありますが、NEWDAYSやキヨスクではありませんので、気を付けましょう。
(でもお土産品などはかなり充実していましたよ!)
なお、改札の中には、トイレや売店はありません!よく確認してから、改札の中に入るようにしましょう。(駅員さんに申し出ればトイレには行けるそうですが…)
3 駅周辺のようす
駅周辺にはさまざまな施設があります。
・イオン 七戸十和田駅前店
なんと、駅前にイオンがあるのです。お店や駐車場もとても大きく、見たときはすごいなと思いました。
朝から夜遅くまで営業しているとのことですので、もしエキナカのお土産屋さんが閉店した後でも、買い物に行くことができます。ありがたいですね。
・道の駅 しちのへ
七戸十和田駅のすぐ近くを、国道4号線が通っていることもあり、道の駅が設置されています。ここには、鷹山宇一記念美術館があり、列車までの時間を思い思いに楽しむことができると思います。また産直もあり、地元のとれたての野菜を買うならここが一番です。
・七戸町観光交流センター
この施設は、七戸十和田駅に隣接する形であり、中にはレンタサイクルや観光案内所、カフェなどがあり、七戸町の観光スポットを探すのにはもってこいの場所です。筆者が訪問した時間が朝早いこともあってか、上記の施設はすべて閉まっていました。
また、駅ピアノが設置されており、自由に演奏することができます。
また、観光交流センターと駅を結ぶ通路には、「七戸はやぶさPR隊」の顔はめパネルが設置されていました。東北新幹線が新青森駅まで開業した時、このPR隊が車内に登場して大きな話題を呼んだことが記憶に新しいです。
このような地域おこしのような地元有志の活動に筆者は興味があり、今後調査していきたいと思っています。
・七戸十和田駅駐車場
駅の南口に1ヶ所、北口に2ヶ所、駐車場が設けられています。いずれの駐車場も24時間入出庫ができ、料金は下のようになります。
- 30分まで:無料
- 2時間まで:100円
- 24時間まで:200円
24時間を超えると、そこからは24時間ごとに+300円となります。
また、料金精算時、紙幣は1000円札のみが使用できるそうなので、事前に準備をしておきましょう。
※なお、北口の2ヶ所の駐車場のうち1ヶ所は、予約・定期専用です。
詳しい情報は、七戸町のサイトから↓
4 おわりに
七戸十和田駅は、当初は駅が所在する七戸町をもとに、「七戸駅」となる予定でした。しかし、当時の七戸町長さんが、
「駅ができるのは周辺地域の協力があってこそだから、それを無視して『七戸駅』にすることはできない」
という意見を述べたという記事を見たことがあります。
筆者はこれを見て「七戸町だけではなく、周辺の地域とともに歩んでいく駅にしたい」という町長さんの熱意が感じられ、感動しました。
今回の訪問で、上の言葉の通り、周辺の地域からたくさんのお客さんがこの駅を利用し、愛されていることが分かりました。皆さんもぜひ七戸十和田駅で下車し、七戸町や周辺の観光スポットで楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【きっぷコレクション】入場券を集めている話
こんにちは、K280です。
今回は、鉄道の切符の一つである「入場券」についての話をしていこうかと思います。
1 入場券とは
- 入場券ってどんなきっぷ…?
皆さんは「入場券」って、ご存じですか。この言葉を聞くと、イベント会場を思い浮かべる人が多いかと思いますが、鉄道における入場券もそれとほぼ同じ意味になります。鉄道における入場券とは、
駅の改札内に立ち入るためのきっぷ
という感じです。たとえば、旅立つ人をホームまでお見送りしに行ったり、駅中にあるお店で買い物をしたり、筆者のように列車を見学したり撮影したりする用途で使用できます。
- お値段は…?
基本的に、利用する会社の一番安い値段の切符と同じ値段です。
例えば、
・JR東日本だと、初乗りは150円なので、入場券は150円。(140円の場合もある)
・JR北海道だと、初乗りは200円なので、入場券は200円。(たっかーい!)
というような感じになります。私鉄だと、ちょっと違う場合もありますが。
- 時間制限
基本的に入場券には、時間制限があります。券売機やみどりの窓口などで購入した時間から2時間以内に使い終えないといけないルールです。
(注意!:改札に入った時間ではない、購入した時間になる。)
切符を購入してから2時間を過ぎてしまうと、改札を出ようとする際、駅員さんに、実際に改札内にいた時間分の料金を請求されてしまいます。この場合、もう一度入場料金を支払う必要がありますのでご注意を。
3 入場券集めとその成果
筆者は今、「入場券集め」という新しい趣味にはまっており、今日はそのことと今までの成果を紹介してみようと思います。
入場券は、各駅で1枚ずつ発行しており、使い終わると駅に回収されてしまいますが、改札口の駅員さんに「持ち帰りたいです」と言うと、無効印を押していただいた上で、切符を持ち帰ることができます。筆者はこの方法を使い、東北新幹線(東京~新青森)の各駅の入場券集めをしています。
今まで訪問した駅や、これまでのブログで紹介してきた駅などの入場券を集めた成果がこちらです。ドドン!
東北新幹線の東京駅~新青森駅間のうち、12駅分の入場券、12枚を集めました。
今まで訪問した駅は、北から順に
- 新青森駅(しんあおもり)…青森県青森市
- 八戸駅(はちのへ)…青森県八戸市
- いわて沼宮内駅(いわてぬまくない)…岩手県岩手町
- 盛岡駅(もりおか)…岩手県盛岡市
- 新花巻駅(しんはなまき)…岩手県花巻市
- 北上駅(きたかみ)…岩手県北上市
- 水沢江刺駅(みずさわえさし)…岩手県奥州市
- 一ノ関駅(いちのせき)…岩手県一関市
- くりこま高原駅(くりこまこうげん)…宮城県栗原市
- 仙台駅(せんだい)…宮城県仙台市
- 福島駅(ふくしま)…福島県福島市
- 郡山駅(こおりやま)…福島県郡山市
です。残りの駅は未訪問なのでまだ、集めていませんが、学校の夏休み期間が終了したら、宮城県内の古川駅・白石蔵王駅などを訪れる予定です。乞うご期待!
また、水沢江刺駅やくりこま高原駅は、乗り入れ路線が東北新幹線しかないので、訪問がしずらい駅の一つになっています。このような駅は、最も近い駅在来線の駅から徒歩やバスを使ったりして訪れることができました。
(水沢江刺駅は、水沢駅から徒歩で1時間ほどです…近いか遠いかはご想像にお任せします)
入場券がまた集まってきたら、もう一度この話をしてみようと思います。
4 おわりに
今回は、入場券についての話をしてみました。普段使っているきっぷを集めてみると、旅の思い出が確実に残るので、自分の足跡になっているとはっきり実感できて面白いです。
皆さんもぜひ、切符に限らず、思い出の物を残してみるのはいかがでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【岩手県】JR北上線で行く西和賀町のプチ旅(北上駅~ほっとゆだ駅)
こんにちは、K280です。
最近は暑くなってきて、夏本番になりました。また、コロナも再び流行っているようなので、しっかり対策をしてお出かけしましょう!
さて、今回は先週の旅の続き、JR北上線・西和賀町のことについて紹介しようと思います。
先週の記事をまだ見ていない方はこちらから!
1 北上駅にて
さて、新幹線振替輸送を使って訪れた北上駅です。ここからJR北上線を利用して、ほっとゆだ駅まで向かいます。列車の出発までまだ時間があるので、新幹線ホームで1時間ほど撮影をしました。
長い長い17両の列車が入ってきました。E6系が連結されていますが、全部「はやぶさ」と呼ぶようです。なんか不思議ですね。
はやぶさ・こまちは、この北上駅を通過する列車が多いです。東京駅からの一番列車がかなり速いスピードで通過していきました。
撮影はこのくらいにしておいて、今回の本題に入っていきます。
2 JR北上線に乗車
列車の時間が近づいてきたので、乗車していこうと思います。
乗車した列車はこちら!
キハ100系と呼ばれている気動車です。この列車は「快速 横手行き」なのですが、なんと終点までたったの1両で走る列車になっています!これは車内が混みそうですね…
ですが、意外と乗車率はそこまで高くなく、1両でも全員が十分座れるくらいの乗車率でした。
また、北上線はほぼすべての列車がワンマン列車なので、無人駅ではバスのように「後乗り、前降り」になっています。乗車するときは気を付けましょう。
10時3分に北上駅を出発していきました。列車はしばらく北上市内を西へ走行します。途中、藤根・立川目・横川目の順に駅に停まっていくのですが、字こそ違うものの、「たて・よこ」と覚えやすい名前になっているのが面白かったです。
(なお、写真は雨のため大変見にくくなっています、ご了承ください)
和賀仙人駅を過ぎると、列車は峠に入っていきます。途中にトンネルがたくさんあり、轟音を響かせながら雨の北上線を走っていきます。
西和賀町に入ったあたりで、錦秋湖と呼ばれる湖が姿を現します。走行中のため写真はありませんが、とてもきれいに見えて美しい景色でした。湖や海を眺めながら列車に揺られる、なんか素敵ですよね。
3 西和賀町にて
そして列車は、ほっとゆだ駅までやってきました。筆者はここで列車を降ります。
西和賀町は、山・湖・温泉の3つがそろう自然豊かな町です。和賀岳や錦秋湖、湯田温泉峡がおすすめの場所になっています。
西和賀町については以下もチェック!
ちょっと変わった観光をする筆者はまず、「スーパーオセン」と呼ばれるスーパーに行きました。このスーパーは何といっても、安さが売りです。例えば、もやしが8円とか、そういうレベルで安いのです!もちろん地元で最もにぎわうスーパーになっており、あまりの人気ぶりから、北上市にもお店ができました。また、店内はひたすら「軍艦マーチ」がbgmとして流れており、とても面白いお店でした。北上市や西和賀町に来た際は、ぜひ一度訪れてみては?
また、駅前にはなんと、足湯もあります。
足湯というだけあって、意外と熱いお湯でした。ただ、その日は雨が降っており、少し涼しい体感だったので、温まることができてちょうどよかったです。
この足湯はなんと無料で入ることができるので、ほっとゆだに来た際は絶対外していけない観光スポットです!
なお、駅に隣接して「ほっとゆだ」という温泉があったのですが、そちらは現在改装工事中により、8月12日まで休館していました。再開したらぜひそちらにも行ってみようと思います。
さて、観光という観光をあまりしませんでしたが、帰りの列車の時間になったので、キハ100系で西和賀町を後にしようと思います。また必ず、訪れて西和賀の自然を堪能しようと思います。
4 まとめ
今回は、JR北上線と西和賀町について紹介しました。面白い並びの駅名や美しく雄大な自然、変わったスーパーや足湯など、たくさんの収穫のあった旅になりました。
次回は8月7日(日)に、入場券のことについて書いてみようと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【緊急特番】新幹線振替輸送の使い方
こんにちは、K280です。
先日、東北本線を利用しようとしたところ、大雨の運休で新幹線の振替輸送を利用する体験をしました。
今日は、ブログの予定を急遽変更し、新幹線振替輸送のことについて、実際に私が体験したことを紹介しながら書いていこうと思います。
1 新幹線振替輸送とは
まず、新幹線振替輸送というのは、新幹線と在来線が並行している区間において、この区間の在来線が運転を取りやめた場合に、並行する区間の新幹線に特急券なしで乗車できる制度のことです。
もう少し具体的に解説すると・・・
”Aさんは、盛岡駅から仙台駅まで「在来線」で移動しようとしました。
ところが、在来線が今、運転を取りやめています。新幹線は平常運転です。
このようになったとき、Aさんは、新幹線振替輸送を使って、盛岡駅から仙台駅まで新幹線で移動することができます。特急券は必要ありません。”
という事になります。
新幹線振替輸送は以下の手順で利用することができます。
- 駅の放送案内をよく聞き、自分が乗ろうとしている区間が振替輸送の対象になっているかを確かめる。
- 新幹線改札口の駅員さんに、「新幹線振替輸送で〇〇駅まで移動します」と伝える。
- 「新幹線振替乗車票」が渡されるので、切符となくさずに保管し、新幹線の自由席に乗車。
- 新幹線を降りたら、改札口の駅員さんに切符・新幹線振替乗車票を渡して終了。
という順番になります。
注意点としては、
- 上の写真のような「新幹線振替乗車票」を絶対に忘れないこと!
- 新幹線は、自由席のみ乗車できる。
この2点に気を付ければ、問題なく移動できると思います。あくまでも、「振替輸送」なので、新幹線でも指定席には乗車できません。
(グリーン車はもちろんダメ)
ここからは、自分の移動記とともに実際の使用方法を紹介していきます。
2 新幹線振替輸送を使った移動記(一ノ関駅~北上駅)
7月16日(土)のことです。
前日まで低気圧による雨が東北地方を襲っており、鉄道などの交通機関にも大きな影響が出ました。
と書いてあったのです。「これはもう移動できないじゃないか」と思いました。
ただ、この日は友達との待ち合わせがあり、何としても行かなければならないと思い、筆者は新幹線を利用しようと考えました。ちょうどその時、駅の放送で、
「北上駅へおいでのお客様は、770円分の乗車券にて、北上駅まで新幹線の振替輸送をご利用いただけます。」
と流れました。なんと、一ノ関駅から北上駅まで「新幹線振替輸送」が行われており、新幹線で移動できる、という事です。
早速新幹線の改札に移動し、「新幹線振替乗車票」をいただきました。
ホームには、振替輸送が行われているためか、盛岡方面の乗客もいつもより少し多い気がしました。東京方面も意外とたくさんの人が新幹線を待っているようです。在来線が運休していても新幹線が平常運行なのはかなり心強いですね。
しばらくすると、乗車する列車がやってきました。
今回は「やまびこ97号」という列車に乗車しました。この列車は、朝の通勤通学時間帯に、仙台~盛岡を運行するものです。混雑を予想していましたが、土曜日であったため車内は空席が多く、着席できました。
北上駅まではおよそ20分ほどかかります。一ノ関駅から北上駅までを在来線で移動すると、およそ40分かかるので、新幹線は半分の時間で到着できることになります。やはり、速くて快適に移動できるというメリットを持つ新幹線はありがたいと思いました。
途中、水沢江刺駅にも停車します。なお、今回の振替輸送は水沢江刺駅も対象に含まれており、「水沢駅へ移動する人は、新幹線で水沢江刺駅まで移動できる」という事でした。水沢駅と水沢江刺駅は全く別の駅ですが、近くまでは移動できるので、大変ありがたい制度になっていると思います。(この2つの駅は5キロ離れています)
そして、一ノ関駅を出発してから20分、北上駅に到着しました。
3 まとめ
この後は、無事に友達と合流することができ、天候も回復して在来線も運転を再開したため、この日の予定の変更はこの件だけで済みました。
普段何気なく利用している交通機関がいざ運転できなくなると、こんなにも大きな影響が出るということを身に染みて体験することができました。筆者は、ただお金を払うだけではなく、「運んでもらえる」という意識をもって交通機関を利用したいなと考えました。復旧に向けてご尽力されているJR東日本の皆様に、いつも感謝しています。
次回は、24日(日)にこの後向かった「ほっとゆだ駅」の周辺を紹介します。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【旅行記】小さな旅ホリデーパスで福島・郡山へ~ミニ観光編~
こんにちは、K280です。
先週、「小さな旅ホリデーパス」で郡山駅へ向かう様子をお届けしました。
今回は、その後の観光などの様子をお届けしようと思います。
↓前回のブログをまだ見ていない方はこちらもチェック!
なお、今回の旅は時間が限られていたこともあり、駅前などの観光のみです。また時間が取れるときには、郊外などの観光も楽しんでいきたいと思います。
1 郡山駅周辺にて
さて、無事に郡山駅に着きました。一度改札口を出て、駅舎を見てみようと思います。
デカい!というのが正直な感想です。東北最大の駅、仙台駅のように、「ペデストリアンデッキ」というものもついていて、さらには駅前にヨドバシカメラもあるなど、いろいろ充実していることを感じました。
また、駅前には「ビックアイ」と呼ばれる高さ133mの超高層ビルがあり、福島県で最も高い人工建造物になっています。このビルの22階には展望台、23階には「郡山市ふれあい科学館スペースパーク」という科学館が入っていて、プラネタリウムがついています。地上から世界一高い場所にあるプラネタリウムということで、ギネス世界記録にも認定されています。面白そうですね。
さて、到着は11時半でお昼の時間なのですが、駅前で名物のとあるラーメンをいただきました。
これは、「郡山ブラック」と呼ばれるラーメンです。その名の通り、スープが黒くなっているのが特徴で、とてもまろやかな味の醤油ラーメンになっており、郡山市に古くから根づいている一杯になっています。正直、言葉ではうまく表せないほどおいしいラーメンだったので、皆さんも郡山市を訪れた際には、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか?
その後は駅の新幹線ホームに移動し、新幹線を見物しました。ホームに上がると電光掲示板には、
なんと、「なすの」という新幹線が走るようです。筆者の地域を走る新幹線は、「はやぶさ」「こまち」「やまびこ」のいずれかですので、あまり馴染みのない種別を発見しました。「なすの」は、郡山駅~東京駅を走る新幹線で、すべての列車が各駅に停まる列車だそうです。
(「こだま」みたいな感じですね)
しばらく待っていると、
「つばさ」でおなじみのE3系新幹線が入ってきました。こちらも、筆者の地域では走行しない新幹線になっており、貴重な瞬間です。
筆者は昨年11月にも郡山を訪問しており、この時間と全く同じ新幹線を見たところ、
「つばさ」の後ろに「やまびこ」でおなじみのE2系新幹線が連結していました。今年3月のダイヤ改正にて、この「つばさ」に連結している「やまびこ」が臨時列車の扱いになったことから、「つばさ」が単独でやってきたということになります。「つばさ」は今まで単独で走行することはあまりなかったので、新鮮な景色を見ることができ、楽しかったです。
新幹線を見物した後は、もう帰りの電車の時間が迫っており、名残惜しいですが、郡山を後にしました。また必ず、行こうと思います。
2 福島駅周辺にて
郡山駅から帰りの電車で移動すること約50分、福島駅に到着しました。乗り換えの電車の時間まで少し時間があったので、駅前に出てみることにしました。
なんと、駅前の温度計は…
さ、37.5℃!?
もう暑すぎますね…道を行き交う人たち、皆暑そうでした。この日の福島市は全国ニュースでも報道されるほどの暑さのようで、大変だったようです。
みなさん、熱中症には気を付けましょう…(バタッ)
それはさておき、駅前のロータリーにはこんなバスが停まっていました。
これは、「メロディーバス」と呼ばれるバスで、古関裕而の音楽を流しながら走行します。音楽が流れるので心が躍りだし、そしてバスの外装がとても可愛らしく、時間があまりないながらも思わず乗ってしまいたくなる、そんなバスでした。
また、福島市は、NHK連続テレビ小説「エール」の舞台になっており、福島県ゆかりのアーティスト、GReeeeNが歌う主題歌「星影のエール」もこのバスから流れるようです。筆者自身、GReeeeNはお気に入りのアーティストなので、ぜひ聴きに行きたいと思います。
福島の滞在時間は、乗り換えの15分だけでしたが、かなり貴重な発見ができました。
その後は往路と同様、白石・仙台・小牛田で乗り換えをし、一ノ関へ向かいました。
3 まとめ
福島県にはたくさんの良い場所があるという情報を知り、そこへは「小さな旅ホリデーパス」で気軽に行けるという事が分かったので、最近福島県への観光を始めました。今まで向かったのは、福島市と郡山市のみですが、会津や白河、いわき、相馬にもぜひ行ってみたいと思います。
みなさんもぜひ、魅力いっぱいの福島県を楽しんでみてはいかがでしょうか。
次回は、7月17日(日)に更新の予定です。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【旅行記】小さな旅ホリデーパスでへ福島・郡山へ
こんにちは、K280です。
ちょっと久しぶりの投稿になってしまいましたが、先日、以前紹介した「小さな旅ホリデーパス」を利用して、福島県へ行ってきました。今回は、福島県の「郡山駅」へ向かう様子をお届けしたいと思います。
「小さな旅ホリデーパス」については以下の投稿もご参考に。↓
- 1 一ノ関駅からスタート
- 2 1日2本限定!?一気に仙台駅へ(一ノ関駅~仙台駅)
- 3 ハプニング&上り下りをしながら福島県へ(仙台駅~福島駅)
- 4 上下線が離れ離れ!?(福島駅~郡山駅)
- 5 郡山駅に到着!
1 一ノ関駅からスタート
朝6時40分頃の一ノ関駅です。今日は天気も良く、いい旅ができそうだと思います。早速、このホリデーパスを握りしめて、今回の旅を始めることにしましょう。
2 1日2本限定!?一気に仙台駅へ(一ノ関駅~仙台駅)
一ノ関駅からまず最初に乗車する列車は、7時00分発の、普通列車 仙台行きです。
実は、一ノ関駅から仙台方面に向かう場合はほとんど、途中の「小牛田駅」にて乗り換えが必要なのですが、この列車とその1本前の列車については、1日2本しかない、仙台駅まで直接行ける列車になっています。
(しかもその1本前の列車は仙台を越えて「岩沼駅」まで行きます)
今回はその列車を利用し、一気に仙台駅まで向かいます。
まだ朝の時間だからか、小牛田駅までは車内にも人は少なく、のんびりとした感じがありました。この列車は6両という長い編成になっており、余裕をもって座れるくらいです。
小牛田駅の隣の運輸区には、土日祝日に、仙台駅~新庄駅を走る快速「湯けむり号」が停車していました。筆者自身、ここに停車しているとは思わなかったので驚きでした。
小牛田駅を過ぎると、仙台へ通勤・通学する人たちが住むエリアに入り、仙台に向かうお客さんが次々と乗ってきます。車内もだいぶにぎわってきました。
この列車は、途中、日本三景の一つである「松島」の近くを通ります。
この景色が見える松島駅~塩釜駅の前後にはトンネルがあるため、景色が見えるのはほんの一瞬なのですが、とてもきれいでした!朝8時頃に通ったため、朝日がまぶしく、より太平洋や島々が美しく見えました!
今度また機会があれば、松島の観光も行いたいと思います。
松島を過ぎると、列車はいよいよ仙台市内へと入っていき、東北最大の駅、仙台駅に到着です。仙台駅の近くはやはり高い建物が多く、100万都市の力を感じさせられました。
なお、今回の目的地は福島県・郡山ですので、まだ半分も終わっていません(笑)
仙台まで一気に90キロも移動できたのは良いのですが、ここからはこまめな乗り継ぎが必須となります。
3 ハプニング&上り下りをしながら福島県へ(仙台駅~福島駅)
仙台からもひたすら東北本線を上っていくことになります。筆者は仙台から東北本線ではなく、間違えて常磐線の「原ノ町行き」に乗ってしまいました。このため、東北本線と常磐線が分かれる「岩沼駅」で乗り換えることになります。
(岩沼を過ぎて気づいたら大変なことになってた…)
岩沼駅は、その名の通り、岩沼市にある駅で、一ノ関駅から列車1本で行ける最も遠い駅でもあります。福島方面の列車を待つ途中、空からある音が聴こえてきました。
そう、飛行機の音でした。ここ岩沼市と隣の名取市には、仙台空港があり、離着陸する飛行機を多く見ることができます。筆者が普段いる最寄りの空港は、岩手県の「花巻空港」なのですが、今回見ることができたPeachは、花巻空港の発着がないので、かなり貴重なシーンを見ることができました。
(ちなみにこのあたりで、往路のだいたい半分くらいになると思います)
岩沼駅からは今度こそ、東北本線の「白石行き」に乗り、白石駅を目指しました。途中の船岡駅~大河原駅には、「白石川堤一目千本桜」という観光スポットがあり、桜の時期には列車も徐行するほどのきれいな景色が見れるようです。こちらも行ってみたいですね。
列車は白石駅に到着し、ここからは、2両のワンマン列車 福島行きに乗車します。
2年前のダイヤ改正にて、仙台駅~福島駅の区間、日中の時間はこの白石駅で列車の乗り換えが必要となりました。(同じホーム同士なので乗り換え自体は楽です)
ところが白石駅~福島駅の列車は利用者が少なめなのか、2両での運転でした。車内にいたお客さんはほとんど仙台からの列車から乗り換えた方で、空席はあまりありませんでした。筆者としてはもう少し車両を増やしてもいいのではと思いましたが、同時に観光客が戻ってきている!ということを実感しました。
列車は白石駅を発車してしばらくすると福島県に入ります。県境の近くは峠になっており、列車は坂の上り下りを繰り返すのですが、途中の貝田駅~藤田駅の区間では坂を下りる途中、住宅や田んぼのきれいな景色を見ることができます。筆者はそれを見て思わず「これ、夜景になったら絶対きれいだろ!」と考えました。夜景もぜひ見たい!
藤田駅からは地元のお客さんが多く乗ってくる区間です。土曜日ということもあり、家族連れのお客さんが多い印象で、列車で大喜びする子供さんも見ることができました。とても微笑ましく、和やかな空間だったので、心が温かくなりました。
一ノ関駅を出発してから3時間半ほどで、福島県の県庁所在地、福島市にある、福島駅までやってきました。ここで最後の乗り継ぎをして、郡山駅を目指します。
4 上下線が離れ離れ!?(福島駅~郡山駅)
福島駅から乗車するのは、往路の最後を飾る普通列車「郡山行き」です。
福島市出身の古関裕而作曲による発車メロディー「高原列車は行く」をバックに福島駅を発車します。この列車は6両での運転で、前の車両はある程度混雑していました。しかし筆者の乗車した後ろの車両は、片手で数えるほどしかお客さんがいませんでした。コロナ対策の一つである「密を避ける」という面に関しては、空いた車両を選ぶことができたので有効だと思いました。
途中の南福島駅~松川駅では、なんと上下線がかなり離れたところを走行します。
山を越える区間で急勾配を避けるために建設されたものだと思いますが、実際乗車すると、反対側の線路が全く見えなくなります。また、杉田駅~本宮駅でも同じことが起こり、上り線にはトンネルがあるが、下り線にはない、ということもあります。行きと帰りで違う景色を見ることになるので、これらのスポットはかなり面白かったです。
5 郡山駅に到着!
さて、一ノ関駅を出発してから約4時間半、今回の目的地、郡山駅に到着しました!
やはり、やっと着いた、という気持ちがすごく大きかったです。一ノ関駅から郡山駅は、新幹線だと約1時間ということを考えると、かなり遠い距離だということを体感できました。
(この距離は実際200kmくらいあるそうです)
この後は1時間ほど郡山市を、その後は福島市に戻っていろいろ楽しんだのですが、それについては次回のブログで紹介しようと思います。
途中に新幹線が並走しているからでしょうか、新幹線に乗れたら便利だろうなと思うこともありましたが、ゆっくりと流れていく景色や地元の声など、さまざまなことを感じ取れました。
みなさんもぜひ時間があれば、のんびりと普通列車での旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。