【乗車記】盛岡以北限定 東北新幹線はやて93号に乗車(七戸十和田~新青森)
こんにちは。
今回からは新しく「乗車記」というシリーズを開始していきたいと思います。
このシリーズでは実際に列車に乗車して感じたことや、見どころなどを取り上げていきたいです。
1発目の今回は、東北新幹線の「はやて」号に、七戸十和田駅~新青森駅まで乗車したことについて紹介します。
1 「はやて」ってどんな新幹線?
「はやて」は、東北新幹線を走行する新幹線の列車名の1つで、盛岡駅・新青森駅~新函館北斗駅を結ぶ新幹線です。
「はやて」は、2002年12月、東北新幹線が八戸駅まで開業した時に新しく設定された種別で、その後新青森駅まで開業した後も引き続き走行していました。しかし、2011年に設定された新しい種別「はやぶさ」に活躍の場を徐々に譲り続け、ついには、東京駅を発着する「はやて」号は1本も設定がなくなりました。
現在では、盛岡駅より北に直通し、かつ最高速度が275kmの列車を、「はやて」とすることになっています。
そんな「はやて号」は、以下の本数で運転されています。
この通り、下り始発列車もしくは上り最終列車にしか設定されていません。1日に4便しかなく、盛岡駅よりも北でしか見ることのできない新幹線ですので、見れたらラッキー⁉な列車ではないでしょうか。
※なお、新函館北斗駅21:54発の「はやて100号 新青森行き」は、青函トンネル工事に伴い、運休する日があります。利用日を確認しましょう。
運行情報についてはJR北海道のホームページから↓
2 はやて93号に乗車
筆者は先日、青森県を旅行してきたのですが、その中でちょうど「はやて号」に乗って移動する機会がありました。今回はその様子を少し紹介します。
ある日の朝、筆者は所用で七戸十和田駅の周辺で過ごしていました。これから、新幹線を利用して、新青森駅へ移動します。
乗車する新幹線を調べたところ、なんと1つだけ「はやぶさ」ではなく、「はやて」がありました。一つだけ赤色の表示、なんだか存在感がありますね。
ここでは新しい駅舎と中の様子、周辺を見学しながら列車までの時間を楽しみました。その様子は前回の記事で紹介していますので、お時間のある方はぜひこちらも!
七戸十和田駅についてはこちら↓
さて、時刻も近づいてきたのでホームに下りてみたところ、意外にもたくさんのお客さんが列車を待っています。「東京方面ならある程度お客さんがいそうだけど、新青森方面はあまりいないでしょう」なんて予想をしていたのですが、実際は真逆でした。
筆者が利用したのは、とある月曜日の朝であることから、七戸十和田駅から青森市内へ通勤・通学する方がたくさんいるのだと考えます。
「これだと八戸から乗っているお客さんがたくさんいて混んでいるんじゃないか…」
と考えているうちに、新幹線が到着すると、やはり予想は当たっており、車内は通勤・通学のお客さんでそこそこ混雑。全く座れない、というほどではありませんでしたが、3~4割ほど座席が埋まっている感じでした。
七戸十和田駅を出発すると、はやて号は長い長い「八甲田トンネル」に入ります。長さが26㎞もあり、これは、陸上を通るトンネルとしては日本一の長さです。しかしこのトンネルを抜けるのにはおよそ6~7分かかるだけですので、新幹線がいかに速い乗り物であるかを考えさせられました。
八甲田トンネルを抜けると、新幹線は青森市内を走行しますが、しばらくは短いトンネルを何個も何個もくぐり続けます。その後車窓の右側に、青森の市街地が見えてくると、もうすぐ、新青森駅に到着です。
(どんな車窓が見えるかは、実際に乗ってみてのお楽しみ!)
七戸十和田駅を出発してからおよそ15分ほどで、新青森駅に到着しました。 この距離はおよそ45kmほどあるのですが、わずか15分で山を越えて着いてしまうのは驚きを隠せません。またこの列車は、なぜか上り線のホームに到着したので、その理由も気になりました。
乗車した「はやて93号」は新函館北斗行きでしたので、JR東日本の乗務員から、JR北海道の乗務員へ交代をしたのち、さらに北へ向けて出発していきました。
3 おわりに
一日数便のみ盛岡以北で運転される「はやて号」、そのターゲットは、通勤・通学のお客さんでした。ただ意外なことに、新青森駅で降りたお客さんが意外と少ない?ように感じ、青森市内への通勤・通学だけでなく、北海道方面への出張・ビジネスのお客さんもいるのだなと考えました。
「はやて号」ですが、料金は普段は知っている「はやぶさ号」と変わりませんので、興味がある方はぜひ一度、「はやて号」に乗車してみてはいかがでしょうか?
(まれに臨時列車で、東京行きの「はやて号」が設定されることもあるそうなので、そっちに乗ってみるのもありでしょう)
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。